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リチャード・クー 日本経済 生か死かの選択

日本経済 生か死かの選択

リチャード・クー
徳間書店
四六判 2002年7月発売
本体 1,600円  税込 1,760円  国内送料無料です。
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瀬戸際の日本経済。バランスシート不況を見誤った小泉政権への緊急提言。

不良債権処理と財政再建は構造改革ではない。早急に小泉構造改革とは切り離し、現実的な景気対策で大恐慌シナリオを回避せよ! 本書と同内容の著者の論文が2001年度最優秀論文として米国NABEのAbramson賞を受賞。

<「まえがき」より>
日本は当初から財政政策の出動によって大恐慌シナリオに陥る悪循環が始まるのを毎年毎年、事前に防いできたため、景気が悪い悪いと言われながら、日本のGDPはこの10年間ほとんど変わっていない。これは人類史のなかでも初めてのケースなのである。(中略)1,300兆円も富が失われた国で、140兆円の景気対策で経済活動がここまで維持されてきたとういうことは、奇跡に近い成果であるにもかかわらず、現政権はそれをすべて否定して、1930年代の米国ですでに効かないか的外れであることが証明された政策ばかりを動員しようとしているのである。本書の最大の目的は、これまでの高い成果を上げてきた大実験を放棄しようという、最近の政権やマスコミの論調に警告を発することである。

<目次>
第1章 日本経済が陥っているバランスシート不況
第2章 財政の下支えなしにバランスシート不況は克服できない
第3章 金融政策は今の日本には効かない
第4章 不良債権処理は急いではいけない
第5章 小泉政権は本当の改革を実行できるか
第6章 日本経済が本当にチャレンジすべきは何か
第7章 消費と貯蓄のパラダイムをどう変えるべきか(対談)

<著者紹介>
Richard C.Koo(りちゃーど・くー)
1954年、神戸市生まれ。76年カリフォルニア大学バークレー校卒業。ピアノ・メーカーに勤務した後、ジョンズ・ホプキンス大学大学院で経済学を専攻し、博士課程修了。81年、米国の中央銀行であるニューヨーク連邦準備銀行に入行。国際調査部、外国局などでエコノミストとして活躍し、84年、野村総合研究所に入社。現在、経済研究部主席研究員、チーフエコノミスト。95年から『ロサンゼルスタイムス』のコラムニスト、98年から早稲田大学客員教授を、公職として経済審議会専門委員、防衛研究所防衛戦略会議委員も務める。95年-97年、人気アナリストランキング・エコノミスト部門1位(『日経金融新聞』)、98-2000年、債券アナリストランキング・エコノミスト部門1位(『日経公社債情報』)、2001年9月には米国でも権威の高いNational Association for Buissiness Economicsで、『日本経済 生か死かの選択』の内容と同主旨の論文が2000-2001年の最優秀論文としてAbramson賞を受賞。主な著書に『良い円高 悪い円高』『投機の円安 実需の円高』他多数。

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